何をもって「モテない」と見るか。「モテない」のビジュアル化した「モテないコスプレ演習」という大学の実習がなかなか面白い

 「モテない」人たち。それは、恋愛における資本が少なすぎるために

「自分が思った通りの」恋愛ができない。

 彼らは自らを「恋愛弱者」と呼ぶ。いわゆる「非モテ」である。

 

 

哲学者の鈴木由香里は、ジェンダー論という大学の講義の中で、

恋愛をテーマにした授業を展開している。

 

彼女の授業を受ける大学生たちに共通する恋愛観は、


「恋愛は第一に精神的な結びつきであるが、その人の外見もまた

重要な要素である」というもの。

 

ただし、そこには「モテる」「モテない」の明確なイメージがある

わけではなく、なんとなくの共通認識のもとに判断しているようだ。

 

恋愛市場の中で必要な資本の1つとして「見た目」があるが、

具体的にはそれが「モテる」「モテない」の具体的なビジュアルイメージがない、

というのが鈴木の見解だ。

 

そこで、鈴木の授業では「モテ」に焦点を当てた「モテないコスプレ演習」

という実習を行っている。

 

ここではどんなことを行い、それにより何がわかったのか?

 

鈴木氏が書いた『モテの構造』(2008年、平凡社新書)に書いてある。

 

 

「モテないコスプレ演習」の中身


この実習を受ける学生は、現代の文化における恋愛の位置付けや

恋愛対象の広がり(異性愛、同性愛、両性愛など)について講義を通して学ぶ。


そこから、具体的な恋愛シチュエーションのもとでの「モテない」

をイメージしてもらう。

 

次に、自分の性別や性的指向に関係なく、どんな恋愛対象

(同性愛、異性愛など)の中で生きているモテない人を表現するのかを選ぶ。

 

実際の学生が発表した演じる相手のコンセプトには、次のパターンがあった。

 

1. 女子学生が、異性愛女性を演じる
2. 女性学生が、異性愛男性を演じる
3. 男子学生が、異性愛男性を演じる
4. 男子学生が、異性愛女性を演じる

 

余談だが、10年ほど前には今ほど同性愛に対する受容と理解が

進んでいなかった。


学生たちが異性愛者を選んだのは、同性愛へのイメージがあまりついて

いなかったからのように思える。

 

鈴木は特に、女子学生が「同性愛女性」を選択しなかった理由について、

学生たちを取り巻くメディアに、同性愛女性を「モテない存在」として

笑いの対象にするような情報が少なかった、または存在しないと推察している。

 

また、男子学生が同性愛男性を演じたパターンも過去4年間に1件だけあった

というが、こちらもメディアによる「同性愛男性」のイメージを演じた

わけではなく、「他者を意識した服装」や「身の回りへの配慮」をせず、

かつ「異性に対する話題」に乗ってこない、つまりは異性愛男性観の

コミュニケーション能力に欠けるというイメージを示しただけだった。

 


演じるべきロールが決定したら、学生たちはまずテレビや雑誌などの

メディアから「モテない」イメージを抽出する。


次に自分が今まで過ごしてきた日常生活の観察から、「モテない」とは

どういうことなのかを考え、「モテない」人を演じきる。

 

服装だけではなく、髪型、メイク、持ち物に至るまで、とにかく

「モテない」人になりきる。

 


そのデータを集めることで、「(特に見た目の上で)モテない人が

どんな風に「モテない」と認識されているのか)を類型化していく。

 

 

◆結果_何をもって「モテない」としているのか
学生がどのロールをこなしていたかにより、「モテない」イメージは

次のように変わった。

 

1. 女子学生が演じる異性愛女性
・身の回りのことに気配りをしない。楽な服装をしただらしないタイプ
→身につける洋服は「とりあえず着ている」という感じ。

配色などにはこだわらない。

ナチュラル系とは全然違う。

こだわってゆるい服を着たり、メイクをしないタイプではなく、

本当にただ気を遣わない。

「楽」ということはメイクやおしゃれをしていないということに限らず、

顔を洗わない、清潔さにもこだわらない、ということも含まれていた。

(「女ならばこれが最低ライン」という男性の既成イメージをはるかに

下回ったため、ディスカッションでコメントできない男子学生もいたという)

 

・やりすぎなタイプ
→ブランドやキャラクターグッズに身を包んでいたり、流行を取り

入れようとしたメイクが全く似合っていなかったりしている女である。

他者の視線を意識し、それに応えようとして失敗しているタイプだ。

前者が他者の視線を全く気にしないのに対して、後者は他人の目を過剰に

気にして流行などに手を出している。

 

このタイプは、4. 男子学生が異性愛女性を演じる場合にも同様の

指摘が見られた。

 


2. 女子学生が演じる異性愛男性

この当時の女子学生の言葉を借りると、「えなりかずきのような服装」

をしている人。

えなりかずきそのものがモテないわけではなく、えなりかずきがメディア

できているような服装に「モテない」要素を感じている。


「躾に厳しそうなお母さんが買ってきた服をそのまま着ている」という

イメージがあるようだ。

 

3. 男子学生が演じる異性愛男性

ここで表れているタイプは1. のタイプと近いが、微妙な差異があるらしい
・身の回りのことに気配りをしない楽な服装をしただらしないタイプ
→男子学生がこの手の「モテない」男を演じる場合、

「太っている」「汗かき」「寝癖」「顔を洗っていない」というような

身体的なポイントを強調することが多かった。

流行を全く無視したものを着続けるセンスのなさや、破けたりほつれたり

しているなど、メンテナンスの行き届いていない服を着続ける無神経さを

指摘するものが多かった。

 

・やりすぎなタイプ
→「モテない」異性愛者男の特徴として、「自分の趣味的世界を具体的に

示すもの」を着ているということ。

このようなファッションから学生が読み取るのは、「趣味的世界に

支えられたナルシシズム」であり、他者の視線が見えていない、

見えていたとしても気にしないというメンタリティだった。

 

・特定集団の中での典型的なスタイル


発表者の性別や表現する対象の性別に関わらず取り上げられたパターン。

「オタク」「ヤンキー」「イナカの高校生」「都会の高校生」

「ギャル」「港区女子」のような、特定の集団として認識されている集団の

「ステレオタイプ」のようなスタイルだ。

 

鈴木は、「モテないコスプレ演習」の前には学生たちとプレディスカッション

を行っている。

その際、大抵の学生は「見た目」がいい人は何をしてもモテるし、

悪い人は男女を問わず何をしても無駄なんじゃないか、という素朴な

意見を述べていた。

 

しかし、この演習を通して改めて「モテない」を見ていくと、美醜ではなく、

別のところで「モテる」「モテない」を判断していることがわかる、

と鈴木はいう。

 

学生たちが演じた「モテない」人物たちは、「他人の視線」に対して

過剰に反応しすぎておかしなファッションやコミュニケーション行動

をとったり、

反対に「他人の視線」を考えずに自分のことだけを考えたファッション

やコミュニケーションをとる人々だった。

 

つまり、「モテない」と想定される人は、「他者の視線」を引き受け損

なっている、ということなのである。

 

一方で、鈴木は「モテ」要素となる見た目は、単なる美醜の判断基準ではなく、

内面を推し量るためのツールである、というようなことを言っている。

 

 

 

 

例えば、顔の造作のバランスや身長の高さ、肌の状態、

髪の多い少ない、長い短いという素材部分より、

それらにどのように手を加えているのか、ということを

読み解こうとするのである。髪や肌にチェックを入れたとしても、

肌が荒れていたりかみが痛んでいたりすることから、

 

その人のおしゃれに対する姿勢や不規則な生活をしている

のかもしれないとか、色々な内面のことを考えてしまうのだ。

 


また、既存のイメージがベースにあっても、どのような意味を

読みとるかということについては、個々の人間で異なるとも、

鈴木は指摘する。

 

その見た目は見る側によって「見た目」の読み込み方が

変わってくるのだ。

 

 


例えば、「長い黒髪」の女性を、黒髪のままでいるから

自然体が好きな人なんだろうと判断する人がいる一方で、

その黒髪を維持するためにストレートパーマをかけたり、

カラーリングしたり、毎日のトリートメントを欠かさなかったり

することが必要なのだ、ということを知っている人ならば、

ものすごくおしゃれに気をつけている人だという判断を下すのである。

 

 

そう考えると、不特定多数に「モテよう」とか、相手は決めていないが

「恋愛したい」「結婚したい」などと言っている人たちは、

「見た目」に対する戦略を立てることができず、中途半端な

曖昧な状態に陥る。

 


前述した「やりすぎ系」の人たちは、ここに当てはまる可能性が高い。

 

このように考えると、「モテない」人たちは主に2つの要素のどちらか

または両方を持っているのではないか。

 

1. 周りの目を気にしなさすぎる、または気にしすぎてファッションや

コミュニケーションがおかしい人。

 

2. 「誰に向けた見た目なのか」が定まらない人(主に、自分の好きな

タイプと恋愛できないと言っているタイプに多い)

 

ちなみに、この本が書かれたのが10年ほど前になるため。この時の学生は

ほとんどがアラサー世代となっていることだろう。

 

この実習の結果と考察を読み取っていくと、当時学生だった今のアラサーは、

「モテない」ことについては今も同じような印象を持っているように思う。

 

 

「モテ」と「見た目」に関する考察は、今のアラサーにも十分に

役立つのではないか。

 

 

 

 

 

 

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